『ヒロシのひとりキャンプのススメ』という番組に芸人の永野さんがでていた。彼は昔「ゴッホよりラッセンが好き」のネタでブレイクしたがその時私は
気が合わないなーってそのまんま真に受けて終わっていたのだけれど、
あれはラッセン好きを揶揄するネタだったらしく、本人はゴッホのほうががお好みだそうなのだそう。

ヒロシと二人でお互い好きなロックの話をしていて、場所が山ってだけでほぼキャンプしてない
がスタジオでトークするのとは違い自然の中という、背景が違うだけでもいい雰囲気出ている。
この間の『グレーテルのかまど』でも、森のなかでパンケーキ焼いていて画面が美しかった。
4週に渡りほぼロックの話と背景は変わらないのだけれど、
昼から夜と太陽が移動するにつれて画面が暗くなり、キャンプファイヤーの炎だけの明るさだけで
おそらく本音で好きなことや愚痴を言ったりしてるのが、自然体の、偽物でない感じがすごく好感が持てた。

2人が若手の頃は、先輩芸人は厳しかったのでビビりながら仕事していたらしく、
だから最近の若手芸人が大御所相手にも友達感覚で自由にのびのび楽しくやっていることに腹が立ってしまうという話をしていた時に、
それを永野さんがヒロシ氏のことを、
でもそういうしんどい経験を経てるからが面白味がある、向こうにはブルースがない、
ヒロシはブルースがある。
と私的に名言を放った。
永野氏の洞察力と表現のセンス、そして
前述したゴッホの件も相まって少しファンになりました。
永野氏キャンプには余り関心なくても、またキャンプファイヤーの下でマニアックな話を聞かせてほしい。
マニアやオタクの人の話は詳しくないジャンルでも面白く感じるんだよね。

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