数日前に実家から帰ってきたときから調子が悪い。
毎度のことだけれど。
原因は分かっている。トラウマが呼び起こされるから。
仕事を辞めたりして少し脳に隙間ができるとすぐモヤモヤが忍び込んでくる。
が だいぶ慣れてもいる。
またですかっていう感じ。
昨日気晴らしにカラオケ行ったけど、途中からモヤ子が来て
歌う元気なくなってしまって。
こうやってこの子とずっと付き合っていくのだろうか。
掃除しようと思ったけど気が乗らないので
1日中 本を読む。
敷きっぱなしの布団の上で。
掃除は死なない程度にやっておけばいい。
しやわせ。

今日読んだ2冊は
【毎日かあさん10巻】
西原理恵子
【信じる者は騙される うさぎとマツコの人生相談】
中村うさぎ
マツコデラックス
昔から、気分が落ち気味の時は西原理恵子さんと中村うさぎさんの本を借りて読んでいた。
二人とも話が面白くバイタリティがあるから元気をもらえる。
西原さんはコメディ系ももちろん面白いのだけれどしんみりと情緒的な話も本髄。
これがまたすごく私に刺さる。そして西原さんの絵の、のびやかな筆遣いと毎回違う海の色が
爽やかで好き。
個人的な10巻のハイライトは
犬のポン美さんが西原家に馴染むまでの話と、ルンバが猫の糞を床に擦り付けまくる地獄絵図の話。
中村うさぎさんは、私には心理カウンセラーのような人。
私は今までに就職や心のことでいくつかカウンセリングを受けたことがあるが
ほとんどが微妙で感じで受けなくてよかったということが殆どだった。
もちろん相性もあると思うし、私の説明不足などもあるかもしれない。
私の歪んだ見方かもしれないが、人を救う立場にいる自分に酔っている様に見えてしまったりするときもある。
そうではなくても、そういう風に講習やテキストで習ったんだろうなと思わせる、決まり事のような、
機械とお話している感じを受ける時もある。それが悪いっていうわけではないんだけれど。
私にはいまいち、もやもやして後味があまりよくないことが多かった。
そんな簡単にうまくいくものでもないから、そういうものかもしれない。
でも本当に心からどうにかしようとするカウンセラーさんは、スムーズに解決に進まずとも
一生懸命に考えてくれているのが伝わってくる。
色々カウンセリングを受けた結果思ったことは、テキストで心理学だのを学ぶだけでは人の心は救いにくいのではないかという事と、経験者の言葉は刺さりやすいということ。
経験者でなくても人を救おうと真剣に取り組んでいる人は沢山いると思うしそういう活動をしている
事に敬意の気持ちもあるが、ちょっと違うんだよなあと思うことが私には多かった。
それでも一人影響を受けたカウンセラーさんがいて、その方は無資格で自殺未遂や摂食障害等の経験者の方。
他のカウンセラーとの違いは、
アドバイスが具体的なのと、言葉が入ってくる。そして引き込まれる。
経験者の言葉は説得力あるし他のカウンセラーさんとは何か違うと思った。
こっちから質問していくような感じ。
体験者なので、その時はこういう風にしていたよーって答えてくれる。
そして中村うさぎさん。
図書館で10代の悩める若者のコーナーの棚みたいなのがあり、そこで初めて中村氏の本を手に取る。
買い物、ホスト、整形依存の渦中でも冷静に自分を分析できるのがうさぎさん。
自分の行動の原因を紐解いていくその過程を読んでいくと、心理学を学んでいるような気分になる。
そして活字を読むのが苦手な私でも文章が面白く、読みやすい。
上記の依存症等、結構派手目なことをするなとおもいきや元はティーン向けの
ファンタジー小説を書いていた人でゲーム好き、自分や困っている相談者の方にも
真剣に考える姿勢、依存のくだりも含めてまっすぐな、【純】な印象を私は持っている。
西原理恵子さんも中村うさぎさんも実際は大変でも
それをユーモアに昇華し元気づけて楽しませてくれて、読むカウンセリングになっています。

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